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葛飾区の眼科・美容形成外科クリニック 
医療法人社団 祥正会京成高砂駅徒歩2分

高砂眼科本院

高砂眼科本院の外観

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  • 一般眼科(屈折異常)

    近視

    近視とは近くものはピントが合いやすい一方で、遠くはピントが合いづらくぼやけることです。ごく一部の近視は、幼児期の段階から始まり進行します。眼軸(眼の奥行きの長さ)が異常に長いと近視の度が強くなるため、メガネをかけてもあまりよく見えるようにはなりません。また眼軸が非常に長くなっているため、網膜が引き伸ばされて薄くなっており、目を少し打撲するだけでも網膜の中心部に出血を認めたり萎縮をしたり、網膜に穴が開いて剥がれてくる「網膜剥離」などの症状を起こします。このような近視は病的近視と呼ばれております。矯正しても遠くも近くも見にくいようであれば、注意が必要です。

    近視の原因
    近視の原因はいまだによくわかっておりませんが、遺伝的要素と環境(勉強、読書、デジタルデバイスなど近くを見る作業)が関係すると考えられています。
    近視の進行を抑えるには
    最近の研究では1日2時間以上屋外で活動すると近視の進行するリスクが低くなることが報告されております。また物を見るときは目から30cm以上離して30分以上近くのものを見ないようにするといいでしょう。生活指導以外の治療として当法人ではオルソケラトロジーというコンタクトレンズを扱っております。また近視抑制のための点眼による治療も行っております。治療に関しては近視治療を参照してください。
    パソコンの画面を近くで見ている女性のイメージ画像

    老眼

    老眼とはモノを見るときにピントを合わせる作用がある水晶体の弾力性が加齢によって弱まることで調節力が低下し、近くが見えづらくなる症状です。40代半ばくらいから症状を自覚することが多いです。また肩こりや眼の疲れなどの症状も自覚することもあります。近くが見えにくく、日常生活で不便に感じる場合は眼鏡で矯正します。

    老眼の治療
    多焦点レンズは、遠方・中間・近方の3点にピントを合わせられるレンズで、老眼の人には大変便利なものです。そのため白内障が進行した場合はなるべく早く白内障手術をすると老眼も同時に治すことができます。
    女性が手を伸ばして本を遠ざけているイメージ画像
  • 白内障

    白内障とは目の中の水晶体が濁ることにより、視力が低下する病気です。水晶体の濁り方はひとりひとり違うため症状は様々ですが、主な症状としては「目がかすむ」ことです。

    白内障の原因
    原因は加齢で起こることがほとんどですが、アトピー体質の方や糖尿病など全身に病気がある方は若年でもなりやすいと言われています。
    白内障の治療
    白内障と診断された場合にまず処方されるのが点眼薬です。点眼薬によって進行を遅らせることはできますが、根治的な治療は手術以外ありません。術後数ヶ月~数年経って再度視力が低下することがあります。眼内レンズの裏の水晶体の後嚢が濁る後発白内障という疾患を発症している可能性がありますので術後も定期的な診察が必要となります。詳しくは白内障手術のページをご覧ください。
    白内障のイメージ画像
  • 緑内障

    緑内障は目から入ってきた情報を脳に伝える視神経が障害され、視野が狭くなる病気のことです。治療が遅れると失明に至る病気で日本人の失明原因の第一位となっております。緑内障は40歳以上の約5%の方が発症する病気です。緑内障による視神経の障害は、目の硬さである眼圧がその人の耐えられる眼圧より上昇することによって引き起こされます。主な症状は視力低下と見える範囲が狭くなる(視野欠損)ことです。ある程度緑内障が進行しない限り自覚しないことが多いです。日本人には眼圧が正常でも緑内障を発症する正常眼圧緑内障の方が多いです。そのため日本眼科学会では40歳以上の方へ毎年1度は眼圧検査や眼底検査を受けることを推奨しています。

    緑内障の治療
    まず眼圧を下げる目薬を点眼します。もともと眼圧が高くない人でも、眼圧を下げることによって、病気の進行を抑えることができます。点眼薬を使用しても視野欠損が進行する場合には、外科的治療を行います。レーザーを房水が排出される部分(線維柱帯)に照射し、房水の流出を促進する「レーザー療法」や、手術で線維柱帯の一部を取り除いて房水の逃げ道をつくる「線維柱帯切除術」、器具を用いて線維柱帯を切り広げる「線維柱帯切開術」などがあります。また最近では白内障手術時に同時に緑内障も手術できる「緑内障インプラント 手術」(istent手術)や手術用デバイスを眼球の強膜に埋め込む「プリザーフロマイクロシャント手術」などもあり比較的、低侵襲で行うことができるようになりました。詳しくは緑内障手術、レーザー治療のページをご覧ください。
    緑内障のイメージ画像
  • 角膜疾患

    感染性角膜炎

    感染性角膜炎とは角膜(黒目)に細菌やウイルス、カビなどが感染し炎症を起こす病気です。原因としてはコンタクトレンズの不適切な使用で角膜に傷がついた場合やドライアイなどで角膜上皮に障害がおきた場合などがあります。充血や眼の痛み、眩しさ、視力低下が主な症状です。

    感染性角膜炎の予防
    コンタクトを長時間使用したり、夜間に装用したまま寝たりしないよう、コンタクトレンズを適切に使用するようにしましょう。また、目にゴミが入ったときは手で擦らずに点眼薬や水道水で流すようにしましょう。放置すると視力障害が残ることがあるため上記の症状がある場合は早めに受診しましょう。
    感染性角膜炎の治療
    点眼治療(抗菌剤、抗真菌剤)や抗ウイルス剤の軟膏で治療します。重症な感染症の場合は点滴治療なども併用することがあります。
    目が充血しているイメージ画像

    円錐角膜

    円錐角膜とは角膜(黒目)の中央からやや下方が進行性に薄くなる病気です。思春期に発症することが多く、30歳代で進行が止まることが一般的です。角膜形状解析を行うことにより角膜の菲薄部位が前方に突出していることを確認することで診断は容易です。

    円錐角膜の原因
    原因は花粉症やアトピーなどで目を擦る刺激などが考えられます。
    円錐角膜の治療
    ①ハードコンタクトレンズ装用
    ②角膜クロスリンキング
    ③角膜移植
    進行を抑えることが重要です。まず、目を擦らないように指導するとともにハードコンタクトレンズを装用してもらいます。また、角膜クロスリンキングを行うこともあります。角膜クロスリンキングとは角膜にリボフラビン(ビタミンB2)を点眼し紫外線を照射すると角膜のコラーゲン繊維が架橋されることにより角膜の強度が増して進行を抑えることができます。コンタクトレンズで矯正視力が不良な場合は角膜移植などを行うことがあります。早期発見が非常に重要です。最近、見えにくい症状や眼鏡が合わないなどの症状があれば早めに眼科を受診しましょう。
    円錐角膜の治療のイメージ画像

    ドライアイ

    ドライアイとは涙の作られる量や涙の安定性が低下する病気であり、眼の不快感や視機能の異常を生じ眼の表面の障害を伴います。ドライアイは「乾く」やだけでなく、「疲れる」や「ぼやける」といった症状を呈することがあります。

    ドライアイの原因
    ドライアイの原因としては加齢やコンタクトレンズ、パソコンやスマートフォンを使用する際に瞬きの回数が減るために起こることもあります。また、エアコンの風が直接目に当たったり、乾燥する季節に屋外で活動することで発症することもあります。
    ドライアイの予防
    乾燥した環境では涙が蒸発しやすくなります。パソコン、エアコン、コンタクトレンズの3つの「コン」に注意して室内では加湿器の使用、屋外では保湿メガネの使用なども大事です。またパソコン作業やスマートフォンなどの使用も瞬きが減ることによって乾燥しやすくなります。そのため、作業中には積極的に瞬きをするように心がけるのも工夫の1つかもしれません。
    ドライアイの治療
    ・点眼治療
    ・涙点プラグ挿入術
    軽症の場合には人工涙液やヒアルロン酸製剤、ムチンや水分を分泌促進する点眼薬(ジクアホソルナトリウム)、ムチンを産生する点眼薬(レバミピド)などを点眼します。点眼液で効果が得られない場合は、涙点閉鎖による治療を行います。 涙の排出口である涙点にシリコンや合成樹脂製の涙点プラグを挿入することにより涙の流出を抑えて、涙を目の表面に十分にためる方法です。
    目薬を点眼している女性のイメージ画像
  • 結膜疾患

    感染性結膜炎

    結膜炎は埃やコンタクトレンズなどの異物による刺激などでも起こりますが、主に細菌、ウイルス、カビなどの微生物による感染症が多いです。アデノウイルス結膜炎(流行り目)は学校保健安全法で学校感染症に指定されているため、感染の恐れがなくなるまで登校はできません。当院では完治を確認した後に登校許可証明書(または登園許可証明書)を発行することにより、登校や登園が可能になります。また流行り目に関しては感染力が非常に強いため家族にうつさないように頻繁に手洗いをする、タオルは共同で使用しないという点に気をつける必要があります。

    感染性結膜炎の治療
    抗菌薬やステロイド点眼薬を用いた治療を行います。また、内服薬や軟膏も併用することがあります。
    目が充血しているイメージ画像

    アレルギー性結膜炎

    アレルギー性結膜炎とは花粉などのアレルゲンが目に付着することにより、結膜に炎症が起こる病気です。アレルギー性結膜炎は花粉症などの特定の季節に起こる「季節性」と、ダニやハウスダストが原因でどの時期でも起こる「通年性」に分かれます。症状は目の痒みや目脂、瞼の腫れ、充血などです。

    アレルギー性結膜炎の治療
    まず抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬やケミカルメディエータ遊離抑制薬)を点眼します。重症の場合にステロイド点眼薬や免疫抑制薬を併用します。花粉の飛散時期の約2週間前から抗アレルギー薬を点眼すると、症状が軽くなります。毎年かゆみなどの症状が酷い方は症状があらわれる前に眼科を受診しましょう。
    花粉が飛んで女性の目に炎症が起こっているイメージ画像

    春季カタル

    春季カタルは結膜に増殖性変化のみられる重症型のアレルギー性結膜疾患です。春季カタルの原因はいまだにわかっておりませんが、一般的にダニや花粉などのアレルギー症状としてあらわれることがあります。春季カタルは黒目が濁ったり(角膜混濁)、不正乱視による視力低下を生じないように治療することが重要です。年齢を重ねるにつれて寛解することが多いです。

    春季カタルの治療
    治療は軽症の場合は、抗アレルギー点眼薬による治療を行いますが、効果が不十分の場合はタクロリムスなどの免疫抑制点眼薬を併用します。中等度や重症の場合はステロイド点眼薬を追加やステロイド結膜下注射、巨大乳頭切除などの外科的治療を行うことがあります。ステロイド点眼薬を使用した場合は副作用で眼圧が上がったり、感染症を引き起こすことがあるので定期的な診察が必要となります。

    結膜下出血

    結膜下出血とは眼球表面を覆っている結膜(白目)の血管が破れて白目が赤くなる病気です。ほとんど無症状ですが、少し痛みを感じる方もいらっしゃいます。通常は2週間程度で落ち着きます。結膜炎や強膜炎と見分けがつかないこともあるので必ず眼科を受診しましょう。

    結膜下出血の原因
    目を擦ったり、目に物がぶつかったりすることでなることもありますが実際は原因不明なことが多いです。また、加齢による変化で結膜が弛緩し出血しやすくなります。
    白目が赤くなっているイメージ画像

    翼状片

    翼状片とは白目の結膜の増殖組織が角膜(黒目)に侵入する疾患です。原因は紫外線、埃、煙、化学物質などがあります。

    翼状片の治療
    翼状片の治療は手術しかありません。手術は角膜内に2mm以上侵入した場合や見た目が気になる場合に手術適応となります。また、白内障手術をする際に角膜乱視の影響を考え、白内障手術の前に翼状片の手術をすることがあります。術後、翼状片が再発すると手術難易度、再発率が高くなるため術中は再発しないように工夫する必要があります。
    白目の結膜の増殖組織が角膜(黒目)に侵入するイメージ画像
  • 網膜疾患・ぶどう膜炎

    網膜剥離

    網膜剥離とは眼球の内側にある網膜が剥がれる病気です。網膜に穴が開いてその穴から硝子体中の水分が流れこむ裂孔原生網膜剥離と非裂孔原生網膜剥離に分かれます。黒いものが見える(飛蚊症)、影が見える(視野欠損)、何もないところで光を感じる(光視症)などの症状を自覚することが多いです。このような症状を自覚した場合は眼科を早急に受診し、眼底検査を受けてください。

    網膜剥離の原因
    裂孔原生:加齢によって目の中の硝子体が剥離(後部硝子体剥離)する際に網膜を引っ張って裂け目(網膜裂孔)ができることによって起こります。その裂け目から硝子体が網膜下に流れ込むことにより網膜剥離が起こります。ボクサーなどが発症する疾患として有名で、目の打撲などで起こることもあります。また、近視が強い人やアトピー性皮膚炎の方がなりやすいです。
    非裂孔原生:ぶどう膜炎や糖尿病網膜症、眼腫瘍などで起こります。
    網膜剥離の治療
    裂孔原生網膜剥離では、網膜剥離の範囲が狭い場合はまずレーザー治療(網膜光凝固術)を行います。レーザーでも網膜剥離が進行する可能性が高い場合は硝子体手術や網膜復位術が必要になります。非裂孔原生網膜剥離では手術の適応は少なく、まず原因疾患の治療を行います。詳しくは網膜硝子体手術のページをご覧ください。
    網膜剥離の治療のイメージ画像

    黄斑前膜

    黄斑前膜とは、眼底の黄斑部という視力に大事な場所に原因不明の増殖膜を生じる病気です。久山町研究によるとわが国の40歳以上の方の4%程度に認められると報告されております。症状は物の歪みや(歪視)、物が左右で大きさが違う(大視症、小視症)、視力低下などがあります。

    黄斑前膜の原因
    主な原因は目の中の硝子体が剥離(後部硝子体剥離という加齢の生理現象)することで起こると言われております。炎症や硝子体手術をした後にも起こると言われております。
    黄斑前膜の治療
    根治治療は硝子体手術しかありません。手術適応は術者により様々ですが、歪みや視力低下などの症状があり、手術により歪みや視力の改善が見込める場合に硝子体手術を選択するのが一般的です。病気が進行した後に手術をしても歪みが残存したり、視力が改善しない可能性もあります。そのため早期発見し早期に治療をすることが大切です。詳しくは網膜硝子体手術のページをご覧ください。

    黄斑円孔

    黄斑円孔とは黄斑の中心部に穴が開く疾患で歪みや視力低下をきたす疾患です。主に中高年の女性に多いと言われております。症状は視界の中心部が見えなくなったり(中心暗点)、物が歪んで見えたり(歪視)、物が左右で大きさが違う(大視症、小視症)症状や、視力低下などを自覚します。

    黄斑円孔の原因
    目の中の硝子体が剥離(後部硝子体剥離)という加齢の生理現象で硝子体が黄斑を引っ張ることにより発症することが一番多いです。また、網膜剥離や黄斑前膜を発症して硝子体手術を施行した後に発症することもあります。打撲で発症したり、強度近視の若い方にも起こることがあります。
    黄斑円孔の治療
    自然閉鎖が見込めない場合は硝子体手術を行います。円孔の閉鎖のため手術中に医療用ガスを注入します。術後3~5日間はうつ伏せ(下向き姿勢)が必要になります。穴が大きい場合や手術までに時間が経っている場合は手術しても閉鎖しなかったり、視力が回復しない可能性があります。詳しくは網膜硝子体手術のページをご覧ください。

    加齢黄斑変性症

    加齢黄斑変性症とは物を見るのに重要な網膜の黄斑部に異常が生じる疾患です。症状は中心部が暗く見えたり(中心暗点)や物の歪み(歪視)や色覚異常などを自覚し、大幅に視力が低下する疾患です。萎縮型と滲出型に分類され、萎縮型の主な原因は網膜色素上皮の老化と言われております。一方、滲出型は新生血管からの血液成分の漏出で、網膜の浮腫や出血を生じます。

    加齢黄斑変性症の予防
    病気の早期発見や予防が非常に重要な疾患です。喫煙が危険因子であることが知られており禁煙が必要です。また、抗酸化物質であるビタミンや黄斑色素であるルテインの摂取により加齢黄斑変性症の発症がある程度抑えられることが報告されております。
    加齢黄斑変性症の治療
    萎縮型の治療法はまだありませんが、滲出型には抗VEGF抗体などを硝子体内に注射し、VEGFの活性を抑えると新生血管の活動性が抑えられ、また血管透過性の亢進も抑制され滲出性変化が改善します。
    お花茶屋眼科院長の柳医師は加齢黄斑変性症の専門家の一人であり、東京大学やシンガポールで加齢黄斑変性症の研究をしていました。また、高砂眼科本院やお花茶屋眼科にはOCTアンギオグラフィー(光干渉断層血管撮影)や蛍光眼底造影検査なども行うことができます。加齢黄斑変性症は診断が難しい疾患であり、お花茶屋眼科は柳医師が、高砂眼科は東大の黄斑外来の医師が責任を持って管理しておりますので安心してご受診ください。詳しくは硝子体注射のページをご覧ください。
    錠剤のイメージ画像

    糖尿病網膜症

    糖尿病網膜症とは高血糖に伴なって網膜の毛細血管がダメージを受け、引き起こされる網膜血管障害です。糖尿病網膜症は糖尿病三大合併症の一つで、日本人の途中失明原因の上位を占めています。糖尿病網膜症は糖尿病を発症してから10年以内に発症することが多く、初期では自覚症状がないため気付いた時には進行していることがよくあります。

    糖尿病網膜症の予防
    内科での血糖コントロールが非常に重要であり、進行した場合最悪失明に至ることもあります。そのため眼科でも定期的な診察や眼底検査をしましょう。
    糖尿病網膜症の治療
    糖尿病性網膜症がある程度進行し、網膜の血流障害を認めた場合はレーザー治療(網膜光凝固術)を行うことによって新生血管の出現を防いだり、硝子体出血や増殖糖尿病網膜症への進行を予防します。ある程度進行すると糖尿病黄斑浮腫を合併することがあります。これは物を見るのに大事な黄斑部というところが浮腫むことにより視力低下を起こします。黄斑部の浮腫に対しては硝子体注射をすることがあります。硝子体出血を併発したり、増殖硝子体網膜症に移行した場合は硝子体手術が必要になることがあります。詳しくは網膜硝子体手術のページをご覧ください。
    糖尿病網膜症のイメージ画像

    網膜静脈閉塞症

    網膜静脈閉塞症とは網膜の静脈が詰まって血流が悪くなり、眼底に出血を起こす疾患です。高血圧、高脂血症、動脈硬化、糖尿病、慢性腎臓病、心血管疾患など生活習慣病によって起こります。病気が進行した場合、眼の奥の黄斑部に浮腫が起きたり(黄斑浮腫)、眼の中が出血したり(硝子体出血)、緑内障を発症することもあります。病気が進行し、黄斑部に浮腫や出血を生じた場合に物が歪んで見えたり(歪視)、視力低下を自覚します。

    網膜静脈閉塞症の予防
    病気が進行するのを防ぐため高血圧や生活習慣の改善が重要です。高血圧や動脈硬化がある方は定期的に眼底検査をすることが大事です。
    網膜静脈閉塞症の治療
    黄斑浮腫を生じた場合には硝子体注射を、眼底に新生血管を認める場合はレーザー治療(網膜光凝固術)を行います。新生血管が破れて硝子体出血を認めた場合は硝子体手術をすることがあります。

    ぶどう膜炎

    虹彩、毛様体、脈絡膜をまとめて「ぶどう膜」と呼びますが、ぶどう膜炎とはこの部分に炎症が起こる病気です。症状は目のかすみや飛蚊症、充血などがあります。

    ぶどう膜炎の原因
    ぶどう膜炎は感染性(細菌やウイルス、結核、真菌など)や免疫異常(サルコイドーシスやベーチェット病)が多く、その他に糖尿病や腸の疾患が原因で発症することもあります。
    ぶどう膜炎の治療
    感染性ぶどう膜炎の場合は原因となる微生物の治療が主になります。免疫異常による場合は内科的な治療を行いつつ、ステロイドによる点眼や注射を行います。
    ぶどう膜炎のイメージ画像
  • 涙道疾患

    涙道閉塞

    涙道閉塞症とは涙点から涙小管、総涙小管、涙嚢、鼻涙管の経路が閉塞する病気です。閉塞部位によって涙点閉塞、涙小管閉塞、鼻涙管閉塞に分類されます。症状は涙の通り道が閉塞し、涙が溢れることによる流涙です。

    涙道閉塞の原因
    原因としてはアレルギーや薬剤(抗がん剤薬TS-1や緑内障点眼薬など)、流行性角結膜炎や副鼻腔炎、腫瘍などが考えられます。
    涙道閉塞の治療
    治療は涙道内視鏡を用いて行う涙管チューブ挿入術と涙道と鼻腔の間に新たに涙の通り道を作る涙嚢鼻腔吻合術があります。
    当法人では月に1度、高砂眼科で涙管チューブ挿入術の手術を行っております。詳しくは涙管チューブ挿入術のページをご覧ください。
    目から涙が出ているイメージ画像
  • 眼瞼疾患

    眼瞼下垂

    眼瞼下垂とはまぶたが下がることによって視野が狭くなる病気です。原因としては加齢によるものが最も多く、他には長期のコンタクトレンズ装用や外傷、重症筋無力症などのまぶたの筋肉が原因となるもの、動眼神経麻痺など神経が原因となることもあります。人によっては、眼瞼下垂が原因で肩こりや頭痛を生じる人もいます。また小児では生まれつき眼瞼下垂を認めることもあります。

    眼瞼下垂の治療
    加齢性の眼瞼下垂は眼瞼手術が第一選択の治療です。加齢によるものが大半のため、発症を予防することは難しいです。コンタクトを使用する方は眼瞼下垂を予防するために、長時間のコンタクトレンズの使用を控えることをお勧めします。
    当院の高砂美容外科では経験豊富な形成外科専門医が責任持って眼瞼下垂の診察、手術を行なっております。詳しくは眼瞼手術のページをご覧ください。
    まぶたが下がり視野が狭くなるイメージ画像

    睫毛内反

    睫毛内反とはまつ毛が内側に向くことにより角膜(黒目)を傷つける疾患です。生まれた時は4割の小児に認めますが、10歳程度になると2割にまで減少します。

    睫毛内反の治療
    定期的な診察で角膜に傷が目立つようになったり、乱視が悪化することがあれば手術をすることが多いです。
    当法人では高砂眼科にて麻酔科専門医の立会のもと、睫毛内反手術を行なっております。
    睫毛内反のイメージ画像

    ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)

    【麦粒腫】
    眼瞼には脂や汗を出す分泌腺があります。麦粒腫とは眼瞼にある分泌腺の細菌感染症です。症状は眼瞼の発赤や結膜充血、眼瞼の腫脹を認めます。

    【霰粒腫】
    霰粒腫とはマイボーム腺に分泌物が貯まることで肉芽ができる非感染性の炎症です。症状は眼瞼の腫脹を主に認めますが、炎症が強い場合は皮膚の発赤や痛みを伴うことがあります。

    ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)の原因
    【麦粒腫】
    眼瞼の常在菌である表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌、アクネ菌が主な原因であり常在細菌叢のバランスが崩れると感染します。
    【霰粒腫】
    原因は不規則な生活や疲労、油分の多い食事、アイラインの化粧品でマイボーム腺の出口を塞ぐことが考えられています。
    ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)の予防
    【麦粒腫】
    予防は温めたタオルを瞼に乗せる温庵法(おんあんぽう)や眼瞼をマッサージしたり、アイシャンプーでまぶたの汚れを拭いて清潔にすることが重要です。
    【霰粒腫】
    麦粒腫と同様に眼瞼を清潔に保つことが重要です。
    ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)の治療
    【麦粒腫】
    治療は抗生剤の点眼や内服が主体となります。自然に膿が排出されず、改善しない場合は針で穿刺して排膿することもあります。
    【霰粒腫】
    治療はまず、ステロイドの点眼や軟膏で治療をします。改善しない場合は眼瞼や結膜を切開することがあります。再発を繰り返す場合やご高齢の場合は脂腺癌の可能性があるため、摘出した組織を病理組織検査で確認することが重要です。
    ものもらいのイメージ画像

    マイボーム腺梗塞

    マイボーム腺の機能が低下しますと、油がマイボーム腺に溜り、白色の固まりを作ります。この固まりをマイボーム腺梗塞と言います。目が乾いたり、まぶたに炎症が起こり痒みや、発赤、まぶたの腫脹(ものもらい)などを引き起こします。

    マイボーム腺梗塞の原因
    加齢で脂の分泌能力が落ちると、うまく排出できなくなり固まりやすくなります。また、動物性脂肪を多く摂取すると、固まりやすくなるとも言われております。また女性のアイメイクが原因で詰まることもあります。
    マイボーム腺梗塞の予防
    温罨法(おんあんぽう)と眼瞼清拭がおすすめです。
    【温罨法】
    温罨法はまぶたを温めることで、マイボーム腺の出口を開き、脂をとかし、まぶたの血流を改善する効果があります。
    【眼瞼清拭】
    眼瞼清拭は汚れたマイボーム腺のお掃除のことです。指で睫毛の根元周囲をやさしくマッサージします。油の排出を促し、固まった脂の詰まりの除去し、マイボーム腺周囲の細菌の繁殖を防ぎます。この治療を1日5分試してみてください。
    マイボーム腺梗塞の治療
    アジスロマイシン点眼薬が効果があると言われております。また最近ではIPL療法がマイボーム腺梗塞に効果があると注目されております。IPL(Intense Pulsed Light)という光を下眼瞼に照射させ、マイボーム腺から出る油層を改善させる治療法です。IPLには黒い色素と赤い色素に反応する特徴があります。そのため、メラニンや色素沈着などに反応し、黒いしみや紅色斑を改善します。また、肌の深部に届いた光がコラーゲンを作り出す細胞の働きも活性化させるため、肌のハリも改善していきます。照射直後には皮膚の発赤やかさぶたを認める場合がありますが、早期に改善し美肌効果もあります。肌への負担、ダウンタイムがほとんどなく、施術直後からメイクも可能で、気軽に受けることができます。ドライアイの改善もみられますが個人差があります。
    当法人でも高砂美容外科・形成外科で機械を揃えておりますのでIPL療法をご希望の方はご相談ください。

    眼瞼痙攣

    眼瞼痙攣とは眼瞼周囲の筋肉の過度の収縮によりまぶたが開きにくくなる疾患です。症状は瞬きが多くなったり(瞬目過多)や光がまぶしく感じたり(羞明)、片目だけをつぶったり、目が乾いた(ドライアイ)ような症状も合併することがあります。病気が進行すると瞼が開けられないなどの症状が出てきます。

    眼瞼痙攣の原因
    原因不明なことが多いですが、睡眠薬の服用やパーキンソン病などが関与することもあります。
    眼瞼痙攣の治療
    治療は眼瞼にA型ボツリヌス毒素局所注射(ボトックス注射)を行うことで、眼輪筋の力を弱めます。注射の効果は2-3ヶ月で消失してしまうため定期的に注射される方もいます。羞明などの症状が生じた場合は、光を避けることで生活しやすくなることからサングラスを装用することがあります。詳しくはボトックス治療のページをご覧ください。
  • 小児疾患

    斜視

    片方の目が見ようとするものを見ているにも関わらず、もう片方の目が目標と違う方向を向く場合があります。これを斜視といいます。斜視は両目の向きが異なるため、少し気をつけると家族の方が見ても分かります。斜視は目の位置によって、内斜視、外斜視、上下斜視などに分類されます。

    斜視の原因
    遺伝:親が斜視の場合に子も斜視になる可能性がありますが必ず遺伝するわけではありません。
    遠視:近くのモノを見るときは目は内側に寄ります。強い遠視では目は内側に寄ってしまい、斜視になる場合があります。
    目の筋肉や神経などの異常:目を動かす筋肉や神経に異常があると、目の位置がずれて斜視になります。
    両眼視の異常:脳の一部のわずかな異常で両眼視ができない場合に斜視になります。
    視力不良:片方の目が悪くなると、両眼視ができず、斜視になります。
    斜視の治療
    ・屈折矯正
    ・プリズム眼鏡装用
    ・斜視手術
    ・ボツリヌス毒素注射
    遠視が原因で斜視になっている場合は、通常治療用のメガネをかけて遠視を矯正します。
    ※この治療用眼鏡は「小児弱視等の治療用眼鏡等に係る療養費の支給」によって処方されます。ただし、眼鏡の領収書と指示書、眼鏡の処方箋を健康保険へ申請する必要があり、申請時の年齢が「9歳未満」であることが条件です。
    斜視角が小さいときは光の方向をかえるプリズム膜を眼鏡のレンズに組み込み、光を曲げることで視線が一点に向かうプリズムメガネを装用することがあります。また、原因が遠視以外の場合には目の筋肉を調節する手術(斜視手術)を行うことがあります。斜視は早期に治療しないと目の視力が育たずに弱視になったり物を立体的に見たり距離感を掴んだりする両眼視が行えなくなるため、斜視に気がついたら眼科を受診しましょう。近年、スマートフォンの長時間の使用による遠くのものが二重に見える症状(スマホ内斜視)を訴える方がいます。スマホ内斜視にならないように長時間のデジタルデバイスの使用は避けましょう。
    斜視のイメージ画像

    弱視

    生まれたばかりの赤ちゃんは、明るいか暗いかぐらいしか分かりません。しかし 1カ月くらいで物の形が、 2カ月くらいで色が分かるようになります。さらに4カ月になると、動くものを追って目を動かせるようになります。そして、4-5歳くらいには大人と同じくらいの視力を持つようになります。こどもの視力を発達させるためにはものを見る必要があります。ものを見ているうちに、目から入った情報を脳が正しく理解するようになります。もしこどもの視力が発達する前に、正しくものを見る習慣がなかったら、視力の発達は止まってしまい、弱視という状態になります。視力の発達が抑えられている期間の長さや程度によって、改善する場合としない場合があります。3歳くらいまでに見つかると視力が発達する可能性は高いですが、6-8歳を過ぎると治療をしても視力の向上は難しいケースもあります。

    弱視の原因
    斜視や遠視、白内障や片側性の眼瞼下垂などが原因となります。
    弱視の原因
    ・屈折矯正(眼鏡装用)
    ・遮閉法
    遠視が原因の場合には遠視用の眼鏡を装用します。その他の場合は遮閉法という方法で行います。遮閉法とは視力のよい方の目を隠すことによって、視力の出ない目を無理矢理使わせる方法です。この方法は病院だけではなく家庭にいるときも行わないと意味がないため、家族の協力が必要となります。遮閉法を行うときには眼科医の指示に従いましょう。また3歳児検診の視力検査を必ず受けるようにしましょう。
    男の子、女の子が眼鏡をかけているイメージ画像

    色覚異常

    色覚異常とは正常な人とは色が異なって見えてしまう状態のことをいいます。そのため色の区別がつきにくい場合があり、日常生活に支障をきたしてしまう可能性があります。モノを正常にみるためには、視力・視野・色覚の三つの機能が必要ですが、色覚異常とはこの三つの機能のうち色覚に異常がある状態です。
    【色覚異常の種類】
    色覚異常には先天色覚異常と後天色覚異常があります。原因が遺伝的なもので、生まれつき異常があるものを先天色覚異常、眼の病気の一つの症状として色覚に異常が出るものを後天色覚異常といいます。先天色覚異常は日本人男性の20人に1人(5%)、日本人女性の500人に1人(0.2%)といわれております。特に先天色覚異常は自覚しにくい場合が多いため、まずは検査を受けて色覚異常かどうかを知り正しく理解することが大切です。

    色覚異常への対応
    先天色覚異常は有効な治療法はありません。しかし自分の特徴を知ったうえで適切に対処していくことで日常生活でのトラブルを避けることができ、ほとんど不自由のない生活を送ることができます。そのためには早期発見が大切であり色覚についての一般的な知識を有することが重要です。
    【注意すること】
    普通自動車(第一種)はほとんど取得が可能です。進学についてはどの大学にも原則として進学可能です。職業選択にあたっては、本人の希望を尊重して、職種を制限しないことが基本となります。一方で、職種の中には、職業の特性上、電車の運転士・飛行機のパイロット・自衛官・警察官・消防士など色覚異常が問題となる職種があります。また、塗装・線維工業、デザイナーなど微妙な色識別を要する職種は色覚異常がハンデとなります。職業の適性の観点から、自身の色覚の程度・傾向など正確な情報を得ておくことが重要となってきます。また、進路選択の前に早めに知っておくことが大切です。日常生活で色覚異常が疑われた場合は眼科を受診し、色覚検査を受けましょう。
    色覚異常のイメージ画像